高校受験がうまくいった人ほど、大学受験で同じやり方をして壁にぶつかります。

なぜか。高校受験と大学受験は、根本的に「ゲームのルール」が違うからです。

知らないまま高校生活を送ると、3年生になってから「どうすればよかったんだろう」と後悔することになりかねません。高1・高2のうちに知っておくだけで、その後の動き方が大きく変わります。この記事では、その違いを3つに整理してお伝えします。

違い1:戦う相手が、地域から全国に変わる

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ライバルは、全国にいる

高校受験のライバルは、基本的に同じ地域の中学生です。受験する高校も地元が中心で、競争の範囲はある程度限られています。

大学受験は違います。志望校に出願してくるのは、北海道から沖縄まで、全国の受験生です。地元でトップクラスだったとしても、全国で見たときに同じ位置にいるとは限りません。

高校受験でうまくいった経験が、そのまま大学受験の自信になってしまうのは危険です。戦う舞台のスケールが根本から変わっていることを、まず頭に入れておいてください。

違い2:学校の授業=受験勉強、は高校受験までの話

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授業だけでは、カバーできないことがある

高校受験では、「学校の授業をしっかり受けていれば受験範囲はカバーできる」が成り立ちます。なぜかというと、中学校は同じクラスに偏差値30〜70くらいの生徒が一緒にいるからです。授業はその全員に合わせたレベルで設計されていて、結果的に受験に必要な内容が網羅されています。

ところが高校からは、偏差値帯で学校が分かれます。当然、授業のレベルも学校によって大きく変わります。

自分の高校の授業レベルと、志望大学に必要なレベルが一致しているとは限りません。むしろ、ズレていることの方が多いです。大学受験では、「学校でやっていないから知らない」は通用しません。自分で何を補うかを判断する必要があります。

違い3:ペースも戦略も、自分で作らないといけない

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「やらされる勉強」では、間に合わない

高校受験では、学校がある程度ペースを作ってくれます。「今はここをやる時期」「この模試までにここを仕上げよう」という流れが、外から与えられることが多いです。やるべきことも比較的シンプルなので、先生や塾の指示通りに動いていれば大体うまくいきます。

大学受験では、それが全部自分の仕事になります。いつまでにどの科目の何を仕上げるか、今の自分に何が足りないか。志望校をどこにするか、受験方式は何を選ぶか——これらを自分で考えて決める必要があります。

定期テストや宿題など与えられた課題をこなすだけでは、気づいたときに手遅れになっていることがあります。「先生に言われたからやった」「みんながやっているからやった」では、自分に合った戦略にはなりません。

じゃあ、高1・高2の今、何をすればいいか

今すぐ何かを変える必要はありませんが、意識しておいてほしいことが2つあります。

一つは、「自分は全国と戦っている」という感覚を持つこと。地元での立ち位置だけを基準にしていると、スタートラインの認識がズレます。

二つ目は、「学校の授業だけで大丈夫か?」を早めに確認しておくこと。自分の志望校と、今の学校の授業レベルがどれくらい違うのかを把握しておくだけで、動き出しが変わります。

三つ目は、「誰かにやらされる勉強」から少しずつ抜け出すこと。高校受験までの感覚のまま大学受験に突入すると、3年生になってから「どうすればいいかわからない」という状態に陥りやすいです。

この3つを頭に置いておくだけで、高校生活の過ごし方はかなり変わってきます。